名古屋市瑞穂区の奥田さんが、マンション反対運動のリーダーとして活動していた際、現場監督ともみ合い、逮捕勾留、起訴されました。しかし、無罪判決が確定し、その後、逮捕時に採取されたDNA・指紋等の抹消を求め、国を相手に裁判を起こしました。
名古屋地裁は、全国で初めて抹消を認める判決を出しました。そして、令和6年8月30日、名古屋高裁も地裁に続いて抹消を認めました。しかも、立法措置を明言するなど、地裁判決を更に進める素晴らしい内容でした。
当事務所の中谷雄二弁護士、塚田聡子弁護士は弁護団の一員として参加させていただきました。ここにご報告させていただくとともに、抹消を認めた部分について、地裁判決と高裁判決を合体させたもの(高裁判決は地裁を修正する形になっており、非常に読みづらいものになっているため、該当部分について、地裁判決に高裁判決が加えた修正を反映する形にしたものです)を作成しました。ぜひ、ご参照ください。
【リンク】名古屋高等裁判所2024年8月30日判決(部分・地裁判決への修正反映版)